the 151th cup ~12/10~
“どうでもいい話”
昨日は、ある方からお誘いをいただき、
美味しいお酒が飲めるお店に行った。
そのお店は、以前私がアシスタントをやっていたオフィスがあった街。
今はもう無い。そして、あの頃と随分街も変わった。
「へえ〜、こんなお店あったのかぁ。知らなかったなぁ。」
で、いつ頃からやっているのか聞いてみた。
8年ほど前だそうだ。
知るわけないか、この街で仕事してたのは、20年も前のことだから。
色んなお酒。美味しい料理。楽しい話。
あっと言う間に平らげてしまった。
時が経つのは、ホント早い。
帰りの電車の中で、少し前に買った本を読んでいた。
著者“劇団ひとり”の“晴天の霹靂”
第一章の最終節。主人公は売れないマジシャン。
ホームレスをしていた父親の死を突然知らされる。警察署そして現場へ。
そこで雷に打たれ、目が覚めると過去へタイムスリップ。
過去の時代に入ったまま話は、第二章に進んでいく。
本文 『・・・俺は新聞を拾い日付を確認した。
そこには昭和四十八年十月五日と記されていた。』
読んでいたこの部分をもう一度確認してしまった。
「しょうわ、よんじゅうはちねんー。」
「何だよ。さっき飲んだ珍しいお酒と同じじゃあ〜ん。」
和歌山「車坂 秘蔵酒 参拾五年貯蔵」35年の眠りから醒めた純米酒は不思議なゆるり酒
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当蔵では自家精米の歴史が古く、米には高い関心を常に持ってきた。
戦後の純米醸造の再開も、記録で確認できるところで、
昭和43年までさかのぼることができる。
当時において、50%精白の純米酒を醸造することは、世間一般の常識からはかけ離れており、いかに当蔵が米へのこだわりと純米酒へのこだわりを熱狂的に持っていたかの一つの示唆といえるだろう。
実験的に製造された50%精白の純米酒は、当時の思いを今に伝えるかのごとく、現在までも貯蔵実験されており、今でも各年度ごとに少量ずつ残されている。
その希少な秘蔵酒のなかでも味わいが特に優れた昭和井48年醸造の秘蔵酒を限定出荷される。
蔵内150本しか現存しない中の18本が僅かに解禁される。
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